WordPressでInDesignの様な文字組−その④

今回の対戦相手は <ruby> です 強敵です 強敵だからこそ早めに叩くべきですし 叩けないと分かれば早目に この企画がムリっていう 諦めが付きます

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ルビを振るとグリッドからズレてしまう

ルビを振るとズレる

はい ひどいですね みにくくって見難みにくいですね がんばります

ズレる原因は?

ズバリ ルビのせいです いや 当たり前ですのでもう少し詳しく

そもそも ルビの仕組みはこんな感じです

 <p> ルビを <ruby>  <rt>  </rt></ruby> ると </p> 

ルビを振りたい文字 親文字 <ruby>タグで囲み その中に読み仮名を <rt> タグで囲んでいます んで この <rt> タグがズレる原因です

<rt>
この子が原因

この様に 高さ 14px display: block; として鎮座ちんざしています

試しに display: flex; なんてしてみると

<rt>display: flex;
display: flex;

なんかイケそう と思ったのですが ここからが動かない 動きません

data-ruby 方式

早速と試してみると

data-ruby方式
data-ruby 方式

イイ!すごくイイ!めったに使わない感嘆符びっくりまーくを使ってしまうくらいイイ!

だが惜しい ルビがセンター揃えになっている ここは是非とも justify っぽくしたい と思うと同時に無理だと察しが付く 単行 最終行には justify が効かないってのが世の常 ですしね

一応調べてみると あった

text-align-last: justify;

スゲー!一日に二度も感嘆符を使うとは

でも Safari は未対応 感嘆符返せよ 項垂うなだれた先に辿たどり着いたのはココでした

ルビ文字を <span> で分割

ルビ文字を<span>で分割
<span> で分割

ふぅ もう感嘆符はでない 達成感と安堵あんど感に包まれます

それではカスタマイズ方法です

カスタマイズ

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基本方針は data-ruby 方式と同じく <rt> タグを非表示にし 別の手段でルビ文字を表示します

data-ruby 方式では疑似要素を利用しているので 実装はお手軽なのですが 反面コントロール性に欠けてしまいます

今回はルビ文字を <span> で分割する方法でカスタマイズします

jQuery

 /*  ルビ  */ 
 jQuery(window).on('load', function (){ 
   var fz = parseInt(jQuery('body').css('font-size')); 
   jQuery('ruby').each(function() { 
     var ow = jQuery(this).outerWidth(); 
     var ruby_html; 
     var yomigana; 
     var yomigana_span = '<div class="thx_yomi">'; 

     ruby_html = jQuery(this).html(); 
     yomigana = jQuery(this).children("rt").text(); 
     yomigana_length = yomigana.length * fz / 2; 

     if (yomigana.length == 1) { 
       yomigana_span = '<div class="thx_yomi thx_yomi_mono">'; 
     } 

     if (yomigana_length + fz / 2 > ow) { 
       yomigana_span = '<div class="thx_yomi thx_yomi_long">'; 
     } 

     if(yomigana_length > ow){ 
       jQuery(this).css('width', yomigana_length); 
     } 
     for(var i=0; i< yomigana.length; i++) { 
       yomigana_span += '<span>'+yomigana.substr(i, 1)+'</span>'; 
     } 
     yomigana_span += '</div>'; 
     jQuery(this).html(ruby_html+yomigana_span); 
   }); 
 }); 

それでは順に見ていきます

 ruby_html = jQuery(this).html(); 
 yomigana = jQuery(this).children("rt").text(); 
 yomigana_length = yomigana.length * fz / 2; 

ruby_html <ruby> タグ内の html を確保し yomigana <rt> タグ内のテキスト 読み仮名 を入れます

yomigana_length で読み仮名の px 数を計算します

 var yomigana_span = '<div class="thx_yomi">'; 

 if (yomigana.length == 1) { 
   yomigana_span = '<div class="thx_yomi thx_yomi_mono">'; 
 } 

 if (yomigana_length + fz / 2 > ow) { 
   yomigana_span = '<div class="thx_yomi thx_yomi_long">'; 
 } 

yomigana_span <span> 分割された読み仮名を追加していきます

<span> 分割された読み仮名は <div> で囲む必要があるので 事前に <div class="thx_yomi"> を追加しておきます

また 読み仮名が一文字の場合はクラスに thx_yomi_mono を追加し 逆に読み仮名の文字数が多い場合は thx_yomi_long を追加しています

 if(yomigana_length > ow){ 
   jQuery(this).css('width', yomigana_length); 
 } 

読み仮名の px 数が <ruby> の文字 親文字 よりも大きい場合 <ruby> width を読み仮名の px 数に合わせます

 for(var i=0; i < yomigana.length; i++) { 
   yomigana_span += '<span>'+yomigana.substr(i, 1)+'</span>'; 
 } 
 yomigana_span += '</div>'; 

読み仮名を一文字ずつ <span> で分割し yomigana_span に追加していきます

 jQuery(this).html(ruby_html+yomigana_span); 

確保していた <ruby> タグの html yomigana_span を追加して <ruby> タグの html を書き換えます

scss

 .thx_yomi { 
   font-size: $font_size / 2; 
   position: absolute; 
   top: - ($line_space - $font_size / 2) * 0.4; 
   display: inline-flex; 
   justify-content: space-between; 
   left:  $font_size / 4; 
   right:  $font_size / 4; 
   line-height: $font_size / 2; 
 } 
 .thx_yomi_long { 
   left:  0px; 
   right:  0px; 
 } 
 .thx_yomi_mono { 
   display: inline-block; 
 } 

読み仮名を親文字の上に配置するため position: absolute; とします

display: inline-flex;
justify-content: space-between; の二行で <span> 分割した読み仮名を均等配置します

justify-content: space-between; の効果をってしても 一文字の場合は左によってしまいますので display: inline-block; とする事によってセンター配置にしています

 ruby { 
   position: relative; 
   display: inline-block; 
   text-align: center; 

   rt { 
     display: none; 
     .editor-rich-text & { 
       display: block; 
     } 
   } 
 } 

読み仮名が position: absolute; なため ベースとなる <ruby> position: relative; とします

不要となった <rt> タグを非表示 エディタ画面では表示する様にします

まとめ

満足しました♪

個人的にルビは結構好きなので これをグリッド揃え出来た事が素直に嬉しいです

現状の問題点

和欧間スペース

<ruby> タグを inline-block としているため 欧文にルビを振った場合に以前設定した和欧間スペースが効かなくなってしまいます

和欧間スペースそのものを inline-block にし margin で余白を取る方法もあるのですが 行頭でも余白を取ってしまい好ましくありません

しかしながら そもそも和欧間スペースは文中に現れる欧文を際立きわだたせる目的でしたので ルビが振られるのであれば十分に際立っているのでスペースは不要かとも思います

親文字の justify

ルビ文字が多い場合 現状では親文字はセンター揃えです これを justify にするためには 読み仮名と同様に <span> 分割の必要が出てきます

ただ 同じ事をするだけなので処理は可能なのですが 実際に親文字が justify されたら可読性が落ちるのでは?とも思いますのでしばらくは様子見したいと思います

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